最終更新日:
January 30, 2008
第一章 君主二人
16. 賢者の花
「もし――」
ミハエルの形の良い唇がわずかに動いて、そして言いかけた内容を忘れてしまったように動きを止めた。だが、ラングにはその続きは聞かなくとも分かった。ラングも同じことを考えていたからだ。
――もし、現在の皇家が『白い花』を持った英雄で、その後日談があるとしたら。
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